Surf trip notes
早朝に車を走らせて、北へ。
目的ははっきりしていない。
ただ、数日間、海の近くで過ごす。
サーフトリップというより、
いまの福島に、身を置いてみたかった。
Arrival
四倉の海は、思っていたより静かだった。
波よりも、海岸に立ったときの空気のほうが印象に残っている。
海に入ってすぐ、フィンのトラブル。
予定は少し崩れたけれど、
不思議と気持ちは荒れなかった。
こういう日もある、というだけ。
夜は居酒屋で、地元の人たちの話を聞いた。
海に入っていない時間のほうが、
その土地を知ることが多い。
North
北へ向かう道は、
ところどころ言葉を失う景色が続く。
何も言わずに通り過ぎるしかない場所もある。
考えるより、ただ、通る。
北泉の海は、開けていた。
波は良かった。
でもそれ以上に、
「ここでサーフィンが続いている」
その事実が、静かに残った。
夜は予定を変えて、スーパーで買い出し。
ホテルの部屋で、
何もしないまま一日が終わる。
Before going back
最終日、もう一度だけ海へ。
何かを持ち帰ろうとは思わなかった。
浪江で焼きそばを食べて、車に乗る。
トリップは、いつもあっけなく終わる。
この数日間で、
上手くなった感じはしない。
でも、
海の近くで過ごすリズムを
身体が思い出した気がする。
それで十分だと思った。


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